ジェットリンクの民芸と素晴しき日々。

秋田の秘湯と呼ばれる小安峡温泉(小安温泉)にて。

渓谷を囲む絶壁の岩盤から100度近い熱水が激しく噴出する光景はまさに絶景と呼ぶに相応しい名所でした。

新緑のミドリが美しい季節に訪れました。

小安温泉をこけし産地として一躍有名にしたのは、滝ノ原こけし作者の伊藤儀一郎(1882～1933)です。

昭和五年に刊行された童画作家・武井武雄の自著『日本郷土玩具 東の部』をして"日本一のこけし"と言わしめた、在りし日の儀一郎こけし所縁の土地でもあります。

キラキラと眩い日差しを受けた露天風呂のお湯は透き通る程に無色透明。ほんのり硫黄の香りがする単純硫黄泉は肌に優しいアルカリ性の泉質です。ゆっくりと温泉を堪能したその後は...(続く)