「東京下町の風景とこけし⑧」The University Dining/小倉嘉三郎、大野栄治「ジェットリンクの民芸」こけしトークショー at 綾瀬DECOLA.

2018年01月26日

「東京下町の風景とこけし⑨」里見公園/宮本永吉、長谷川清一

仕事場から近場にある桜の名所里見公園にて。
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江戸時代の長編小説『南総里見八犬伝』の舞台としても知られている土地で、かつては絢爛豪華に花を咲かせた1mをゆうに超える桜の切り株と、在りし日に子供達の遊び相手になった外鳴子こけし群。現在は互いにその役目を果たし終えてほっと安堵しているのか、寂しがっているのか。
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こけしを子供から遠ざけたのは大人ではなくて、
都市から流入した新興玩具であった。
いや、時という不可抗力であった。
西田峯吉『こけし風土記』(1961)
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(中)宮本永吉こけし6寸は昭和6年に橘文策氏が岩手県一関の作者を初訪問した際に求めたもの。同著『こけしと作者』『こけしざんまい』掲載品。(右)永吉こけし8寸は人間国宝の鈴木鼓堂氏旧蔵品。(左)長谷川清一のペンキこけし7寸は橘文策氏の旧蔵品。全て昭和一桁台の作。原産地から離れた土地で作られた鳴子系こけしは外鳴子と呼ばれ、同時代の鳴子では失われた古鳴子の情味や古い様式をその姿に色濃く残す。
※この記事は、『こけし手帖』平成30年1月号(684号)「東京下町の風景とこけし」に加筆したものです。

jetlink_roki at 13:24│KOKESHI/こけし戦前 
「東京下町の風景とこけし⑧」The University Dining/小倉嘉三郎、大野栄治「ジェットリンクの民芸」こけしトークショー at 綾瀬DECOLA.