【夢ニ夜】黒澤明 映画『夢』より

2018年04月08日

【夢三夜】黒澤明 映画『夢』より

桜花の終焉と時を同じくして、異邦人たちによる花の宴も酣(たけなわ)を迎えようとしていた。桜海の波間にたゆたひしは遥か太古の記憶。これは夢なのか、現(うつつ)なのか、境界はもはや瑣末な問題である。人々の祈りは春の風に吹かれ、やがて遥か宇宙の静寂へ消えてゆく...
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出逢いと別れ、人生と運命、偶然と必然、時にそれは月並みな言葉で表現される。しかしそれは途切れることなく連綿と繋がる連続性ではなく断続した一瞬一瞬が無限に積み重なった総体である。

チヨゴロー「おい純よ、涙を拭いて前に進め!不条理なこの世界をただ前進するのだ。ふりむくな、ふりむくな、お前のうしろには夢はない!」

さようならあなた。忘れられぬあなた。最後にふたりを包んだのは花びらの桜雨。私の言いかけた言葉も 頬をこぼれる涙も 全ては季節の雨に流されてゆく...

その夜、私はこんな夢を見た。

#小椋千代五郎 #雑系 #雑系こけし

jetlink_roki at 16:29│KOKESHI/こけし戦後 
【夢ニ夜】黒澤明 映画『夢』より